じゅーむら!
Joomla!:レボリューションを起こし続けるCMS
2005年にMamboからフォークして誕生したJoomla!は、オープンソースのCMSとして着実な進化を遂げ、Web制作の世界に確固たる地位を築いてきました。日本国内では、1.X、2.Xバージョンが人気を博し、日本語のマニュアル本も出版されるなど、一定の普及が見られました。しかし、3.X以降はWordPressなどの他のCMSの台頭もあり、利用者数が減少傾向にあることは否めません。
そのような状況下で、Joomla!の可能性を信じ、あえて専門性を高める道を選んだことは、賞賛に値する挑戦と言えるでしょう。日本語未対応の機能を理解するために英語を習得するなど、Joomla!のサポートをできるための道のりは決して平坦ではありません。しかし、その過程で得られる知識や経験は、他のCMSでは得られない独自の強みとなり、Webサイト構築の幅広いニーズに対応できるスキルを身につけることに繋がります。
例えば、Joomla!は多言語対応機能が充実しており、海外向けのWebサイト構築に強みを発揮します。また、柔軟な拡張性により、ECサイトや会員制サイトなど、多様なWebサイトを構築できます。さらに、アクセシビリティにも配慮されており、誰もが使いやすいWebサイト制作が可能になります。
Joomla!4.Xは、これらの特徴をさらに進化させ、2024年6月現在では5.Xへとバージョンアップされています。特に、セキュリティ対策への注力は目覚ましく、頻繁なアップデートにより、安心してWebサイトを運用できます。わたしは参加しませんが、Joomla!のコミュニティは活発であり、世界中の開発者やユーザーが情報交換やサポートを行っています。
このように、Joomla!は進化を続けるCMSであり、Web制作の未来を切り拓く可能性を秘めています。Joomla!の専門性を高めることは、Web制作のスキルアップに繋がり、多様なニーズに対応できるWeb制作者としての価値を高めることに繋がると言えるでしょう。