Skip to main content

だから私は設定手順ページを作らない

| Alaudae.JP

Joomla!の設定手順ページが少ない理由と私の体験談

Joomla!のようなCMSでウェブサイトを構築しようとする人なら、誰もが日本語での詳しい設定手順を期待するのではないでしょうか。特に、最初のインストールや初期設定については、多くのサイトで解説されています。

しかし、拡張機能の追加や詳細な設定方法となると、情報が途絶えてしまうことが多いように感じます。これは一体なぜなのでしょうか?

なぜ設定手順ページが少ないのか?

1. 情報の陳腐化が早い

Joomla!に限らず、ソフトウェアは頻繁にアップデートされます。一度作成した設定手順は、次のバージョンでは通用しない可能性が高いです。そのため、常に最新の情報を提供し続けるのは非常に困難です。

2. 日本人開発者の不足

確かに、日本人開発者が少ないことも一因かもしれません。しかし、それ以上に大きな要因は、情報がすぐに陳腐化してしまうことにあると考えられます。

3. 著者やブロガーの負担

設定手順を詳細に解説することは、時間と労力を要する作業です。特に、新しいバージョンが出るたびに手順を修正し続けるのは、著者やブロガーにとって大きな負担となります。

私の経験から考える

私がMac OS Xの書籍を買い漁っていた頃、新しいOSが出るたびに本が役立たずになるという経験をしました。情報がすぐに古くなってしまうことに気づき、それ以来、本は購入しません。

ブログでmacOS Catalinaのアップデートについて書いた際も、一人ですべて詳細な手順を説明するのがいかに大変かを実感。だから毎回、すべてのユーザーがスムーズに操作できるよう、あらゆるケースを想定して手順を記述するのは非常に困難な作業だから、よほど気が向かない限りしたくないです。

それらを違和感なくできる人の特徴

普段から何かしらの対策をしている人や、問題解決能力が高い人は、新しいバージョンが出ても比較的スムーズに対応できる傾向があります。これは、単にマニュアルを読むだけでなく、自分で調べて試行錯誤する習慣があるためです。

結果的として

Joomla!の設定手順ページが少ない理由は、情報の陳腐化が早いこと、著者やブロガーの負担が大きいことなどが挙げられます。ソフトウェアの進化は早い一方で、それを追いかけるのは容易ではありません。

ユーザーとしては、詳細な手順書に頼るのではなく、ある程度の知識と問題解決能力を身につけることが重要です。そして、コミュニティやオンラインフォーラムを活用し、他のユーザーと情報交換することも有効な手段と言えるでしょう。