
立体印刷機
Alaudae.JPの2025年は、新たな挑戦の年となりました。これまでウェブ構築と手芸製作を主軸としてきましたが、この度、3Dプリンター分野への参入を果たしました。この決断は、手芸製作において不可欠なオリジナル治具部品の製作・販売を実現するためです。
高価な買い物、大きな決断
研究や自作レベルであれば比較的安価な3Dプリンターでも事足りますが、Alaudae.JPの目標は「製作販売」です。そのためには、高品質な製品を安定して生産できる高性能な3Dプリンターが必須となります。現在、ほとんど収入がない中でこの高価な投資に踏み切るべきか、大きな葛藤がありました。しかし、「今販売している手芸素材は、オリジナル治具部品を組み合わせることでその魅力が最大限に活かされる」という強い確信が、私たちの背中を押しました。
未経験からの道のり、そして予期せぬ壁
2025年1月に3Dプリンターを購入し、すぐにでも治具部品の生産を開始できると考えていましたが、それは大きな誤算でした。デザイン設計も3Dプリンターの操作もすべてが初めての経験。個人利用とは異なり、製作販売となると商品としてのクオリティが厳しく求められます。中途半端な商品を販売するわけにはいかないため、試作品の作り直しやデザイン設計の変更を何度も繰り返し、満足のいく製品を簡単に作れないことを痛感しました。
そして、最も大きな壁となったのが、3Dプリンターから排出される有害排気の処理でした。既存の処理方法を採用すれば問題なかったはずが、私たちの「無駄なチャレンジ精神」が発動し、オリジナルの排気処理システムを自作することに。この排気処理システムの製作だけで、約半年もの歳月が費やされてしまいました。
約半年間の試行錯誤を経て、いよいよ本格生産へ!
約半年間におよぶ3Dプリンター本体とデザイン設計ソフトの試行錯誤、そして有害排気処理システムの構築を経て、ようやく納得のいく製作環境とデザイン設計が整いました。
今後は、コンテンツに「立体印刷機」を新設し、3Dプリンターに関する私たちの取り組みや、そこで得られた知見などを順次公開していく予定です
