Joomla!多言語設定の落とし穴と、SEO対策の現状
2024年4月からStore.Alaudae.JPの再開にあたり、Google Search Consoleを頼りにSEO対策を進めてきましたが、なかなか思うように成果が出ず、その原因究明に奔走しています。
当初は、旧リンクページのリダイレクト設定や、内部リンクの構造に問題があるのではないかと考え、地道にコンテンツの削除作業を進めてきました。しかし、重複ページの数は一向に減らず、原因が自分自身にあるのかと悩んでいたところ、あることに気づきました。
それは、Joomla!の多言語設定における不具合でした。SEO対策の一環として、URLの末尾に.htmlを追加し、Canonical設定を行っていたのですが、Googlebotが意図しないURLをクロールしていることが判明したのです。
具体的には、日本語のページが「alaudae.jp/sample.html」であるべきところ、Googlebotは「alaudae.jp/sample.html?format=html」や「alaudae.jp/ja/sample.html」も選択し、重複ページとして認識している状態でした。
プラグインの言語フィルタ設定を変更しても、バグにより言語コードが消えなかったり、URLに不要なパラメータが追加されたりと、なかなか思うように修正が進みません。このため、Googlebotが既にインデックスしている正規のCanonical URLを削除してから、改めてインデックス登録し直すという作業が必要となり、非常に手間がかかっています。
現在、毎日1,000ページ以上の不要なURLを削除する作業を続けており、ようやくゴールが見えてきたところです。しかし、まだ10,000ページ近くの問題が残っており、今年中にすべての問題を解決できるかは不透明です。
もちろん、noindexタグやrobots.txtを利用して、検索エンジンにページをクロールさせないという方法もありますが、これだけの数の重複ページがある場合、一度削除して痕跡を消した方が良いと考えています。
SEO対策の最優先事項は、これらの不要なURLを完全に整理することです。この作業が完了すれば、ようやく本格的なSEO対策に着手できると考えています。