Joomla多言語サイト構築の「常識」を疑え。私がFALANG Proに辿り着いた10年の軌跡
「Joomlaは多言語化に強い」——この言葉を信じてサイト構築を始めたものの、途方に暮れた経験はありませんか?
確かにJoomlaの標準機能は優秀です。しかし、いざ日本語、英語、チェコ語といった3ヶ国語展開をしようとすると、現実は過酷です。各言語ごとにメニューを作り、コンテンツを複製し、モジュールを割り当てる。言語が増えるたびに作業量は2倍、3倍と膨れ上がり、管理画面は複雑怪奇な迷宮へと変わります。
日本のJoomla公式サイト「Joomla! じゃぱん」ですら多言語化を避けている(ように見える)現状で、本当に個人や中小規模のチームが多言語サイトを維持できるのか?そんな疑問を解消すべく、私たちAlaudae.JPは自ら「3ヶ国語でのリアルな運用」を実践し、その答えとしてFALANGを選びました。
1.「複製」ではなく「翻訳」という革命
Joomla標準の多言語化は、いわば「言語ごとに別々のサイトを1つの管理画面に押し込む」ような構造です。これに対し、FALANGの設計思想は「1つのベース(母国語)に対して翻訳データを紐付ける」というもの。
この差は、運用を始めると劇的に現れます。
構造のシンプル化:
# メニュー構造を言語分コピーする必要がありません。
柔軟なコンテンツ管理:
#「画像は全世界共通、テキストだけを各言語で差し替える」といった運用が、数クリックで完結します。
未完成ページの制御:
# 翻訳が間に合わないページだけをスマートに非表示にするなど、実務に即した制御が可能です。
2. 有償版(Pro)と専用アドオンがもたらす「真の時短」
「無料版で十分ではないか?」という意見もあるでしょう。しかし、FALANGの真価は有償版、そして強力なアドオンにこそあります。
私が導入の決め手としたのは、"TRANSLATE FOR SP PAGE BUILDER"や"TRANSLATE FOR YOOTHEME PRO"の存在です。現代のサイト制作において、これらページビルダーは欠かせません。しかし、ビルダーで作成した複雑なレイアウトの翻訳は、標準機能では非常に困難です。
驚くべきことに、yootheme.com自体が、多言語サイトの翻訳プロセスを簡素化するためにFALANGを推奨しています。開発元が認めるこの相性の良さが、私たちの作業時間を数分の一にまで短縮してくれました。
3. 開発元「faboba.com」への10年来の信頼
拡張機能選びで最も重要なのは「継続性」です。10年近くJoomlaの拡張機能を利用してきた中で、faboba.comは常に地道なアップデートを欠かさない、信頼に値する開発元であると断言できます。
困った時のメールサポートも非常に丁寧で、開発者の熱意が伝わってきます。海外のツールを使う不安を、彼らの献身的なサポートが打ち消してくれました。
結論: スマートに、かつ情熱的に伝えるために
正直に言えば、FALANGも万能薬ではありません。独自の学習コストは少なからず存在します。しかし、標準設定で消耗し、本来伝えるべきコンテンツ制作の時間を削ってしまうのは本末転倒です。
「時短」が生み出す心の余裕こそが、多言語サイトを継続させる最大の秘訣です。本気で世界へ発信したいなら、FALANGという選択肢を検討する価値は十二分にあります。まずは無料版でその哲学に触れ、そして有償版がもたらす「自由」を体感してみてください。