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やっと直す時間ではなく作る時間になった

| Alaudae.JP

ようやく、基本的なコンテンツが動きはじめました。手芸ストア、多言語のページ、そして世界の手芸家が集まれる共有の場としてのフォーラム。長いあいだ頭のなかにあった形が、ひととおり画面の上に並んだところです。

Joomla 6以降になってから、自分がしたかったことが、ようやく実現できるようになりました。これは新しい機能が増えたから、という話だけではありません。時間の使い道が変わったのです。

Joomla 2.xから5までの私は、更新のたびに身構えていました。どこかが壊れていないか、拡張機能が付いてきているか、表示が崩れていないか。ひとつ直せばまたひとつ出てくる。作業時間の大半は、そうした不具合の修正に消えていきました。ところが Joomla 6では、その時間が驚くほど減りました。空いた時間を、そのまま「本当にやりたかった作業」に回せるのです。10年近く使ってきて、これは驚きでもあり、素直に嬉しいことでもありました。

そして今年の初め、ひとつのプロジェクトを完全に諦め、手放しました。日本語ドメイン「秋田県.com」を使ったサイトの運営です。20年近く持ちつづけたドメインでしたが、春先に放棄しました。

理由は単純で、時間が消えたからです。手芸ストアの運営はもちろん、世界の手芸家の共有サイトとフォーラムの開設を個人で抱えることになり、そこに「秋田県.com」を足す余地がどこにも残っていませんでした。秋田県のいまを伝えることは、確かに誰かがやるべきことだと思います。けれども、それはすでに多くの方が実践しておられます。寝込むことの多い私が引き受けるべき場所ではない、と考えました。

一方で、世界の手芸家が集まれる共有サイトやフォーラムは、ありそうでいて、見当たりませんでした。そして、それこそが手芸ストアを運営しながら私がずっと物足りなく感じていたものでした。素材を売って終わり、ではなく、作り方を教え合い、分からないところを気軽に聞ける場所。その欠けていた部分を、今回 Joomla 6以降ですべて形にできたことは、これから先につながっていくはずです。

日本の情報サイトでは、よく「Joomlaならブログも多言語もフォーラムもストアも使えます」と書かれています。けれども、それらを全部いっぺんに動かしている運営サイトを、私は正直、見たことがありません。Joomlaは良いと言うのは簡単です。実際に手を動かして全部を動かしている運営者は、ほとんどいないのではないでしょうか。

拡張機能をどう使うか、という話は、結局のところ好みの問題です。ですから、わざわざ手順をブログで解説することは、よほど時間に余裕がないかぎりしないつもりです。それよりも、念願だった「不具合を直すための時間」を「コンテンツをつくる時間」に使えることのほうが、私にはずっと嬉しいのです。

そう、私の「プロジェクト」は、妄想まじりの語りではなく、現実にコツコツ進めていくものへと変わりました。

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