熊より怖いのは、私たちの「心の隙間」かも?ネット詐欺が後を絶たない現代に思うこと
最近、地元新聞のニュースで目を引くのは、もはや熊の出没記事よりも「ネット詐欺被害」のニュースです。
「またか…」と思うと同時に、被害額の大きさに驚き、そして違和感を覚えるのは、私だけでしょうか?
❓ なぜ「会ったこともない相手」に騙されるのか?
特に目につくのが、SNS、そして特に「LINE」を使った詐欺の多さです。
・SNSで親しくなった人
・共感してくれた人
・怪しげな「儲け話」を持ちかけてきた人
直接会って話したならまだしも、ネット上、それも普段使いのLINEで親しくなり、大金を渡してしまうという話に、正直「どうして?」と感じてしまいます。
🚨 LINEは「便利」だけど「危険」?
LINEは、災害時の安否確認や、学校・行政からの連絡、家族や友人との無料通話など、非常に便利なツールであることは間違いありません。東日本大震災での活躍も記憶に新しいですよね。
しかし、その「便利さ」の裏側には、こんな危険が潜んでいる気がするのです。
・偽情報の爆速拡散
・チャットグループでのいじめや仲間外れ
・セキュリティ設定ミスによる個人情報流出
使いこなせる人にとっては「お宝ツール」ですが、一歩間違えばリスクに直結します。
私自身、この危険性を認識しているため、友人・知人に勧められても、一度もLINEを利用したことはありません。連絡手段はiPhoneの基本ツールで十分、困ることもないからです。
💔 騙される側にも「隙」があったのでは?
行政や警察がこれほど啓発活動をしているのに、ほぼ毎日、数万~数千万円という被害が出ている現状に、私は強い違和感を覚えます。
・異性とのネット上のやり取りで、会わずにお金を提供してしまう。
・「もっと資産を増やしたい」という欲に駆られ、怪しげなファイナンシャル・プランナーにお金を預けてしまう。
これらの行動は、本来、ネット上だからこそ、より慎重になるべき行為ですよね。にもかかわらず、ためらいなく実行できてしまう。
もうここまで来ると、「騙された側にも、考えの甘さや人間の欲からくる行動があったのでは?」と思わざるを得ません。
正直に言えば、「もうここまで来たら、騙された側が悪いとしか思えない」「騙されても泣き言を言うべきではない」とさえ感じてしまいます。
⚠️ その行動、誰かに相談しましたか?
おそらく、騙されてしまった方々は、身近な人に相談することなく「一人でこっそり良い思いをしたい」「誰にも言わずに問題を解決したい」という気持ちを、悪意ある人間に狙い撃ちされてしまったのではないでしょうか。
詐欺被害の記事を読むたびに、私がいつも思うのは次の二点です。
1. なぜ最初に誰か信頼できる人に相談しなかったのか?
2. なぜお金を渡す前に、一度立ち止まって冷静になれなかったのか?
私自身も人を信じやすい性格ですが、だからこそ、まずは「疑う目」を持ち、一呼吸置いてから冷静に判断するように心がけています。もしそれで騙されたなら、それは「他人を見る目がなかった」と反省するしかない、と思っています。
✅ まとめ:問題は「ツール」ではなく「使い方」
便利な道具は、必ず「良い面」と「悪い面」の両方を持っています。
LINEやSNSといった便利なツールが悪いのではありません。問題は「それをどう使うか」、そして「自分自身の心の欲や甘さとどう向き合うか」にかかっているのだと思います。
テクノロジーは進化しても、詐欺の手口は常に、私たちの「心の隙間」を狙ってきます。常に冷静な判断を心がけたいものですね。