ひと区切り ── これからJoomlaを始めるあなたへ
しばらくの間、このサイトではJoomlaの深刻な脆弱性について書き続けてきました。まだ注意して見守るべきことは残っていますが、騒動そのものは落ち着き始めたようです。ですから、この件についての記事は、今回でひとまず区切りにします。
締めくくりに、これからJoomlaを始める方、そして古いバージョンをお使いの方へ、伝えたいことをまとめておきます。難しい話はしません。
Joomlaを始めるなら、最新バージョンで
迷う必要はありません。これから始めるなら、最新バージョンを選んでください。
たとえば、今からJoomla 5を真剣に学ぶ価値は、もうありません。冷たく聞こえるかもしれませんが、理由は単純です。Joomla 5は、4と6をつなぐ「架け橋」のバージョンだからです。橋の上に家を建てる人はいません。
基本は、どのバージョンでもほとんど同じ
「バージョンが変わると、設定も全部変わるのでは」と心配になるかもしれません。大丈夫です。Joomlaの基本設定に、バージョン間で大きな違いはありません。新しいバージョンが出るたびに設定画面を隅々まで見比べるのは、正直、時間がもったいない作業です。
ただし、ひとつだけ必ず確認してほしいことがあります。移行のとき、使っている拡張機能がその新しいバージョンに対応しているか。ここだけは見過ごさないでください。ここを見過ごすと、移行したあとで苦労する羽目になります。
全部を学ぶ必要はありません
これが、いちばん伝えたいことかもしれません。
大切なのは、Joomlaのすべてを知ることではなく、最新バージョンを自分の手足のように、効率よく扱える環境を整えることです。すべてを学ぼう、すべてを知ろうとしていると、そうこうするうちに次のバージョンのお知らせが届いて、また慌てるだけです。
必要なことを先に片づける。「これはなんだろう?」という疑問は、時間に余裕のあるときのお楽しみに取っておく。その順番で、ちょうどいいのです。
おわりに ── 私も、本業に戻ります
じつは今回の脆弱性が明るみに出たのは、ちょうど私の手芸のお店のサイトをリニューアルした月のことでした。「うちのサイトは大丈夫だろうか」と、ずいぶん心配して、あたふたしました。ログを調べ、サーバーの中を確かめ、大丈夫だと判断できるまで、時間がかかりました。
でも、それも終わりました。これでやっと、手芸の作業に腰を据えて向き合えます。
みなさんのサイトも、どうか無事でありますように。そして、バージョンだけは、新しく。