騙されるのは恥ずかしいことじゃない!~詐欺被害を防ぐために~
最近、地元新聞で詐欺被害の記事をよく目にする。被害者を見ると、呆れる気持ちと同時に、なんだか可哀想にもなってくる。
インターネットは便利なツールだけど、同時にカオスな世界でもある。ゴシップや詐欺なんて数え切れないほど存在する。特に、有名人を装った偽広告詐欺なんて、昔からよくある手口だ。いかにも胡散臭いのに、それでも引っかかってしまう人がいるのが不思議。
「嘘だろう」と分かっていても、藁にもすがる思いで飛びついてしまうのか、軽い気持ちで乗ってしまうのか。確かに、一瞬の隙を突かれると、誰でも騙されてしまう可能性はある。だけど、SNSなんてまさに詐欺師にとっての宝庫。「鴨が葱を背負って来る」状態だ。
SNSに登録さえすれば、偽情報を拡散し、あとはカモを待つだけ。個人情報は簡単に手に入り、巧妙な罠を仕掛けることができる。つい最近仲良くなったから、信用できるからといって、見ず知らずの人にお金を渡すなんてありえない。数十万円の電子マネーをコンビニで購入しろだなんて、怪しすぎるでしょ?なのに、騙された人は思考停止状態。すっかり相手の手のひらの上に乗せられてしまう。そして、振り込んだ後に冷静になり「これは怪しい!」と気づく。しかし、もう遅い。詐欺師の思う壺にハマってしまった時点で、あなたの負けだ。
大切なのは「騙されないこと」ではなく「騙されることを前提に考えること」
詐欺被害は決して恥ずかしいことじゃない。むしろ、被害に遭ったことを誰にも相談できない方が恥ずかしい。一人で悩まず、とにかく人に相談しよう。家族、友人、警察、弁護士... 信頼できる人に相談すれば、きっと解決の糸口が見つかる。
どうしても人に相談できない場合は、インターネットで「検索」という便利な機能を活用しよう。普段利用していなくても、ブラウザさえあれば誰でも検索できる。相手の名前や商品名などで検索すれば、詐欺に関する情報がヒットするはずだ。「注意喚起」や「被害報告」など、何かしら危険性を知らせる情報が見つかるだろう。
正直、インターネットを使いこなせない方は、SNS利用は控えた方がいいでしょう。
騙されそうな場合は、深呼吸をして冷静になろう。本当にその商品やお金が必要なのか、もう一度考えてみよう。詐欺被害は誰にでも起こりえます。大切なのは、被害に遭わないように常に注意を払い、おかしいと感じたら周囲に相談することです。
2020年01月17日の記事
URL: 詐欺はあなたの隣にいる