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2024年9月17日にmacOS Sequoiaの移行と新機能で感じたこと

| Alaudae.JP

2024年9月17日にリリースされたmacOS Sequoiaを早速インストールしてみました。今回は、移行作業や新機能を中心に、私が感じたことや注意点などをブログ記事にまとめたいと思います。

移行はスムーズだが...

私はこれまで、OSの移行前に必ずクリーンインストールを行うようにしていました。macOSに移行してからは特に不具合もなく安定稼働していると感じていますが、20年近くクリーンインストールを繰り返してきた経験上、移行時の不具合よりも、むしろ自分の設定ミスによる移行失敗の方が多かったように思います。 また、新しいOSがリリースされるたびに「安定してから移行したい」という声をよく耳にします。しかし、OSは人間が作るものですから、どんなに丁寧に作られていてもバグはつきもの。そんな考えにとらわれていたら、いつまで経っても新しいOSを試せないのではないかと、個人的には思っています。サードパーティアプリが対応した段階で移行するのが、私にとっては納得のいくタイミングです。

macOS Sequoiaで気になったこと

メール

iCloudを使えば複数のアカウントを管理できますが、セキュリティ強化のため、多くのメールアドレスでは受信・送信サーバーの設定が必要になりました。これは、メールの基本的な設定方法を理解していれば問題ないでしょう。

ミュージック

これまでのmacOSでは、ミュージックアプリの移行でトラブルが多かったのですが、macOS Sonomaからは外付起動でも移行がスムーズになり、macOS Sequoiaでも特に問題はなく、短時間で移行を終えることができました。外付起動でトラブルが多い方は、一度ディスク内の整理を試してみてください。データ数が多いなら新たな外付起動を利用つつ、暇な時に旧データから必要なデータを移行させながら利用した方が、自分やハードウェアも負担軽減できる筈です。 またアルバムアートワークが表示しない問題は続いてます。もしiPhoneでアルバムアートワークが表示されないアルバムや曲があるなら、それらを一旦iPhone内で削除。そしてiPhoneで表示されなかったアルバムアートワークをmacOSのミュージックでアルバムアートワークを再追加すれば解決します。あとiTunesから購入のアルバムや曲をmacOSのミュージック内でオリジナルアーティスト名(ローマ字をカタカナや漢字またはその逆)を変更による不具合もあり、macOSよりもiPhoneでミュージックを頻繁に利用するなら、ミュージックの同期はしないでに別々で使用する方法が有効かもしれません。いづれにせよ、ミュージックには色々な利用方法があり、自分に適した利用方法を見つけることが大事です。

Time Machine

暗号化したバックアップディスクを使用している場合は、パスワードを忘れないように注意が必要です。私は過去に何度かパスワードを忘れてしまい、苦労した経験があります。暗号化することで転送速度が向上するメリットもありますが、パスワード管理は慎重に行いましょう。また、クリーンインストール後にコンピュータ名などを変更すると、Time Machineのバックアップから以前のデータにアクセスできなくなることがあります。重要なデータは、事前に外付けディスクなどに保存しておくことをおすすめします。

パスワード

macOS Sequoiaから新しいパスワードアプリが登場しました。私は二つ前のmacOSのデフォルトパスワード管理でパスワード共有を使用しており、今回の新バージョンは違和感なく利用できています。ファミリーパスワード機能など、便利な機能も追加されており、パスワード管理がより楽になりました。ただし、便利な機能が増えるほど、誤った操作をしてしまう可能性も高まります。もうパスワードを覚える必要はありません。パスワードを見直すより、定期的に不要パスワードを整理する習慣をつけましょう。

サードパーティアプリ

macOS Sequoiaでは、サードパーティアプリの許可設定が変更になりました。以前はシステム設定>’プライバシーとセキュリティー’で設定を行いますが、今回からはシステム設定>一般>’ログイン項目と機能拡張’内にて行う必要があります。この変更に気づかず、しばらく設定に戸惑ってしまいました。

まとめ

macOS Sequoiaは、多くの新機能が追加され、より使いやすくなったと感じています。しかし、同時に設定方法も変更になっている部分もあり、注意が必要です。特に、Time Machineやパスワード管理については、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。新しいOSが登場するたびに、私たちは常に学習し、変化に対応していく必要があります。それは面倒に感じるかもしれませんが、新しい技術に触れることで、より快適なMacライフを送ることができるのではないでしょうか。